過去の仕事場(15)




バルブクリアランス調整

Kawasakiの「Ninja400R」です。

車検整備で入庫した車両ですが、

バルブクリアランスの調整も、作業させていただきました。

タンク、エアクリーナーボックスを取外し、エンジンの上部にアクセスできるようにした後、

UPPカウルと左右のサイドカウルも外しておきました。

ヘッドカバーを開けて、カムシャフトを外し、

バルブクリアランスを調整しました。

プラグとエアクリーナー・エレメントの取替も御依頼いただきました。

スロットルボディを車体から外して、清掃しました。

(清掃中)

(清掃後)

綿棒の入らない通路も、清掃しています。

上の写真は、

車両入庫時、整備作業をする前に計測した、排気ガステスターの表示です。

HC(炭化水素)もCO(一酸化炭素)も、高い数値を指しています。

(HCは車検に通らない数値です)

上の写真が、

作業完了後に計測した排気ガステスターの数値です。

「HC」も「CO」も下がりました。

(これで、安心して愛媛運輸支局へ持込できます)

フロントフォークのオーバーホールも御依頼いただきました。

以前、他店にて作業されたそうなのですが、

その時に、どこまでパーツを取替したのか不明らしく、

今回、金額はかかりますが、ほとんどのインナーパーツを取替させていただきました。




フューエルレベルセンサー

車両は、Kawasakiの「GPZ400R」です。


当店に到着した時に車両を動かすと、

タンクの中から「カンカン」と音がします。

ガソリン残量のメーターは、指針が動いていません。


タンクの底から、フューエルレベルセンサーを外してみると、

センサーの先には「ウキ」が無い状態でした。

上の写真の「ウキ」が、

センサーから外れてしまい、タンクの中で動き回って、

「カンカン」と音がしていました。


約40年間、使ってきて、

「ウキ」が外れてしまうほど働いてくれたので

新しいセンサーと交代させてやりたかったのですが「販売終了」していました。


新しいセンサーが手に入らないので、

「ウキ」を戻して、外れないようにしました。


テスターの表示を見ながら、センサーを動かしてみると、数値が変化しました。

数値の怪しいところがあり、壊れかけていますが、

しばらくは使えるでしょう。

車体にもどすと、ガソリン残量を表示するようになりました。

もちろん、車両を動かした時の「カンカン」という音も消えています。




サイドBOX用ブラケット

車両は、Kawasakiの「Ninja1000」です。

サイドBOXを購入されたそうで、

そのブラケットを持込されて、取付を御依頼いただきました。

シグナルランプを移設するためのブラケットですが、

取付穴が小さく、ウインカーのラバー部が変形してしまうので、

ヤスリを使って穴を大きくしているところです。

リヤフェンダーを取外し、

シグナルランプの配線を、

延長しました。

(シグナルランプを移動したので、そのままでは配線が届きません)

ネジ穴まで塗装されていて、ボルトが入らないので、

ネジ山の塗装をはがしました。

バイスに固定しているのは、

左右のブラケットをつなぐパーツですが、

パーツのボルト穴と、ブラケットのネジ穴がそろわなかったので、

修正して取付しました。

御客様は、KIJIMA社のヘルメットロックを使用していて、

マフラーステーの後側に取付していましたが、

その場所に、サイドBOX用のブラケットがくるので、

マフラーステーの前側に取付できるように、

ステーを作成して移動させました。




 バイクショップ・サキヤマ

〒791−8041 愛媛県松山市北吉田町1205−2     

TEL 089−973−7624     

FAX 089−973−3067     

http://kssakiyama.web.fc2.com/